PHILIP SPARKE/Orient Express
このブログで吹奏楽曲を紹介するのは初めてではないだろうか。

筆者はEuphoniumnという金管楽器を専門としているが、この楽器はオーケストラでは殆ど使われる事例が少なく、例を挙げると
・Gustav Holst/The Planets
は代表的なものです。
似たような楽器に「TenorTuba」や「WagnerTuba」「Baritone」などがあり、混同されやすい。

話を戻すと、スパークという作曲家はEuphoniumnをとても活用してくれる。メロディアスなパッセージは必ずといっても良いほどEuphoniumnを使ってくる。
効果的にEuphoniumnを使えるか否かで曲の完成度が極端に変わってしまう点では、奏者にとっても指揮者にとっても難解な曲であるといえよう。
今回紹介するOrient Expressは、その構造は標題音楽であり、かの有名な「Orient Express」の情景を描いた作品である。
列車の発車情景を模写した冒頭。駅にざわめく乗客が集まり車掌が警笛を鳴らすとゆっくりと白煙を吐き出しながらOrient Expressは発車する。
車窓からのどかな風景が展開し、やがてそれは山岳地帯に向かう。険しい山々を新鮮な空気と共に乗客は快適に滑走していく。
山岳地帯の描写をプレイヤーがするところを取っても、厳しいパッセージが繋がっていることはご理解頂けるだろう。

その後、機関車は途中停車でひとときの安堵を得、また走り出して終点に向かい軽快に進む。
フィナーレは壮大なテーマが回帰し、劇的な列車の旅が車掌の警笛と共に終演する。

とても解りやすい描写で、標題音楽に馴れていない聴衆にとってはとても親しみやすい曲である。
プレイヤーにとっても、特にテクニックの上達ができる難易度の高い曲であるだろう。
その反面、個性を出しづらい楽曲であることも確か。
安定した技術を擁する楽団の演奏を聴くのが良い楽曲である。
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